ブルーマの時代
翌年から廃止になったが、中学1年の時は、なんとあの東洋の魔女がはいていた
「ちょうちんブルーマ」だってはいてたもんさ(笑)
冬の終わり頃だっただろうか…。
この頃お世話になった懐かしい監督からお電話をいただいた。
徳島でバイク事故に遭われ、恐ろしいことに亡くなりかけたとのこと。
「死ぬる前にお前と長崎の顔が浮かんだ」と言って下さった。
「先生、長崎はバスケ部ですよ(笑)」
「けんど、あいつはJTB時代、修学旅行の添乗員でうんと頼りになったきね〜」
…ということで、これまた母校の大先輩が大女将をされている料亭『濱長』で
昼食会を行うことになった。
その日先生は、名前を書いた紙を私達に見せて
「とにかくわしは死ぬる前にこのメンバーを集めたい。君らはここで集まって
『今、私はこれに燃えています!』という話を交わすだけでいい。
それだけで高知の何かが、母校の何かが変わる」というようなことをおっしゃった。
光栄なことだと思った。
チビッコだったからレギュラー入りできなかった私だが、
レギュラーに選出していただいたような、うれしい気持ちだった。
先生の紙にあったレギュラーメンバーがこちら!
・野菜ソムリエ・NHKキャスター・着物処・濱長大女将・監督・プレオリンピックにも
出場され雲の上の存在だった先輩・高知新聞社社員でありながら、全国利き酒コンクール受賞者
(この日は欠席だったが、前回は高知国体のあの開会式をまとめた、よさこい祭りの申し子も参加)
母校のマークにちなんで『梅組』と名付けられたこの会。
誰よりも早く会場にいらっしゃって、
「今日のお前たちのプレゼントはこれじゃ。バレー部○期生でカメラマンとして中央で
活躍しとる公文から送ってもろうた!あみだをするから好きな本を取ってえいぞ!」
本を座敷に並べてワクワクしながら待っていて下さる。
広島県ご出身の先生は、お父様の転勤先から故郷に帰った時、
小学校の同窓生が全員原爆で亡くなっていらっしゃったと…
その当時の様子を、バレー部時代からよく私達に話して下さった。
「それやき、みぃ、あの頃の同窓会はできんのじゃ」
とおっしゃりながらも、20年連続インターハイ出場させてきた
バレー部の卒業生たちの、それはそれは詳しい現在の状況を
嬉しそうに教えて下さる。
そのお顔は、あの頃のまま、しゃんしゃんされていらっしゃる。
「わしはラクビー部じゃったき、バレーなんかしたことなかった」
とカミングアウトして下さった時は驚いた(笑)
「ただ、練習が好きで好きで、暗うなってボールが見えんなっても
ボールにチョークを塗って追いかけよった。種目が違うたちえいがじゃ
情熱さえ選手に伝えて行けば、伸びていくもんや」
「なるほど…」
さぁ、2カ月に1度のこの「梅組」の会。
既に何かがうごめき始めたような気がする…。
私もいつの日か是非!母校でライブイベントを成功させたい!
私も!ジャンルは違えども、かわいい後輩たちに今、伝えたい事があるんです。
【平均体重より-2.0】勝因/己に勝つ!
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